○賞レースを優勝した芸人が東西を行き来する時に今どこにいるのかわからないと言うあれをを味わった。恵比寿のビルでPCに向かっていながら、17時半に終わって心斎橋ぶらつこ〜と夢想していた。日が長いと17時半なんてのは心斎橋をぶらつくのには絶好の時間なのです。
○就活のESや、自己紹介の場を中心に「あなたを表すハッシュタグ」を3つくらい聞くのが、ここ5年程そこら中ではびこっている。そもそも昨今ハッシュタグを付ける一般人が絶滅危惧種だということを尋ねる側は知っているんだろうか。僕個人の体感として、Instagramのフォロワーの過半数が鍵アカウントで使用しているので、共通トピックで不特定多数の誰かと繋がろうとハッシュタグを付ける人はレッドリストに載ってんですよ、とっくの前に。お金が絡んだ中小インスタグラマーかおじさんくらいではなかろうか。
ましてやハッシュタグを遊び場にして独創的なハッシュタグでウケようなんて寒いやつおらんのよ。前段はここまで。こっからが大事な話。
僕らの「ハッシュタグ」に対する共通認識はとっくに崩れ落ちているので、このお題に対しての"(安全な≒面白くない)解答"が浮かばないのである。
なので、ハッシュタグで自分を表現したことがない僕たちに、ハッシュタグはあなたの得意分野でしょ的な曖昧な感覚で個性を求めないで欲しい。「ハッシュタグに個性を出す」という行為がウケようのない、いつまでも答えの出ないお題なんです。いやあ、ほんまにむつかしい。
