読書
人間は、怒りに支配されてはじめて動物としての可能性を最大限発揮できるのではないかと思うときがある。それはこんな作品をはじめとする「アート」と落ち合う瞬間だ。遠野遥の作品には、社会的動物としての人間と動物としてのヒトの相反する二面性がスクラ…
九段理江の文学作品にこれまで見聞きしてきたもの/ことからは一線を画した新鮮な感動を覚える。Wikipediaによると、彼女が世に放った作品はわずかに六つであり、『北國新聞』2023年2月25日に寄稿された「彼と彼女の間に投げる短い小説」以外の五作品を読破し…
うとうと、眠りに落ちる直前寝ぼけた頭で考えていた、「ねたい・ねむたい・ねむりたい」の違い。一つずつ音が増えて、少しずつ意味もちがう。頭にはI'm sleepyがふわふわ浮かんできて、それを日本語言うと何になるか考えていた。おそらく一番妥当なのは「眠…
はっきり言うておきます、ド表明。「住めば都」という言葉、これを盲信してはいけません、と。僕は東京に、もうすぐで丸3年になりますほどに住みましたが、まるっきりです。「住めども田舎」もあるわけです。大阪・天王寺に15年住んでから東京の多摩へ出て行…