やあみんな、元気かい？
の書き出しで想像がつくように、僕はここのところ例によってYOGEEのサウンドに心を奪われていて、Kengo Kakudateの過去のブログなんかを読み漁ってるんだ。時々鼻の奥がいいお鮨屋さんのわさびのようにツンときて涙が出そうな文に出会える。ああいった楽曲を作っている彼自身を作っているものが垣間見える気がしてね。
ところで今僕は雨のよく降るバンクーバーにいる。それはもう調子良くやっているよ。車窓に望む見慣れた景色や電車に乗り合わせた全ての人がすばらしく輝いていて、手を取り合おうぜ〜！なんて思う時期、そういう心の中の季節がみんなにだって時々訪れていることを願う。
インド人とのルームシェアはそう容易いものでは無いことはたった2日暮らしただけで分かる。スパイスの匂いが充満した玄関を抜ければ、びしょびしょの床、流れない排水溝、パンを焦がしたらそのままにして取り出さないトースター。やれやれ、なんて思いながら百均で清掃道具をこしらえてくる。Superorganismの曲なんかを聴きながら掃除してると、スポンジで台所やシンクをこする音までまるで音楽なんだ。ものは捉えようだね。
Superorganism: NPR Music Tiny Desk Concert - YouTube
バスに乗って時々激しい揺れに耐えながら今日を生きる。心や時間ってのはほんとうに揺れるもので、時々踏ん張りきれないこともある。好きな音楽や好きな文が僕をかすめてただ通り過ぎていくんだ。ただそれもじめっとした梅雨のような季節、いつか過ぎて夏へと向かうんだよね。こうして百葉箱のようなもので記録していくことで僕はそれを季節として認め、次の季節の準備に移ることができるんだ！サマーイズカミング！サンダルやハーフパンツを用意しなくちゃね。それではまた！
Yogee New Waves / Summer of Love (Official MV) - YouTube
SeattleはT-Mobile Park、入場を待つ人々
