2005年M-1チャンピオン、ブラックマヨネーズ風漫才を考えてみました。
左がツッコミの小杉、右がボケの吉田
ボ「僕らね、昔はよう合コンなんか行ったんですけどね」
ツ「まあ昔の話な」
ボ「芸人やったらチヤホヤされることも多いらしいけど俺らそんなん一個もなかったやんか」
ツ「まあそらこんな"薄"と"ブツ"やからしゃあないとこはあるけどやな」
ボ「俺らどうやったらもっとモテたんかな思ってな」
ツ「そら話おもろいに越したことないんちゃう。一応僕らも芸人ですからね」
ボ「おお!話おもろいやつな!」
ツ「ええんちゃう」
ボ「でもなぁ。芸人感出し過ぎてると思われたら恥ずかしいやろ。話ぶわーしてウケたとしてやで、その話テレビで先にやってたら、向こうは用意してたんかあ思って冷めてまうやろ」
ツ「まあな、これ見よがしに笑かしにきてたらおもろいもんもおもろなくなるわな」
ボ「そういう逆境で笑いとんのがお笑い芸人やろ!」
ツ「なんでキレてんねん!ほな、気配りできるやつ、これモテるんちゃう?」
ボ「おお!気配りできるやつな!」
ツ「サラダ取り分けたりそういうのを自然にできるやつ、これモテるんちゃう」
ボ「でもなぁ。俺、清潔感ないやろ。」
ツ「まあそやな」
ボ「まあそやなってなんやねん!まあ、清潔感無いやつにサラダ配られんの嫌やろな思うねんな」
ツ「ほな皿回してあげたり、グラス回してあげるだけでも気配りできるな、思われんちゃう」
ボ「でもなぁ。皿にちょっと指入ってるのだけでも気にされそうやし、グラスの中に鼻息入った!とかで飲みたく無い思われたら嫌やろ」
ツ「ほな指入らんように皿の下持ったり、グラスも遠ざけて持ったらええやんけ」
ボ「皿配るとき下持ってるやつなんかおらんから、俺が皿の下持ってる時点で、『他の人に指入ってんのを気にされることを気にして皿の下持ってるな』って思われるやろ!」
ツ「考えすぎや!飲み会で人が皿配るときその指まで気にしたことあんのかお前、自然に配れや」
ボ「配ってる方と配られてる側では結構温度差あんねんぞ」
ツ「ほなコース料理にして店員さんが全部やってくれるようにせえや!」
ボ「お前合コンでそんなしっかりしたコース料理行ってるやつ聞いたことあんのか!」
ツ「ホテルの上の方のレストラン行って3対3の合コン、お願いします、言うてこいや!しゃあないやんけ」
ボ「ほな仮にホテルのコース料理の合コン行ったとせえや。そういうとこって大体ライト暗くて厳粛な雰囲気やろ。ほんなら大きい声で話もできひんし、気配りできるやつの役目は店員に奪われるしどないしたらええねん!」
ツ「ほな一張羅(いっちょうら)着て行けや!」
ボ「そんなんでどうにかなってたらお前に聞いてへんわ!もうええわ、お前に相談したんが間違いや。来世でも今の妻と息子大事にするわ!」
ツ「絶対そうせえ!もうええわ。ありがとうございました」
『考えすぎや!』とよく言われるのでするする思いつきました。ミッフィーちゃん。