もっとわすれる!

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M-1グランプリ2021を観て

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M-1グランプリ2021が終わった。予選の動画が10月以降YouTubeGYAO!にあがり、夏の終わり頃から生活の隙間にM-1が入り込む。たくさんの漫才を毎日毎日見て、笑って、新しい漫才や漫才師を発見できる喜びに溢れる2ヶ月半でした!また来年も楽しみです。(今年はハイツ友の会との出会いがあった!)

 

優勝は錦鯉。2年連続、初の50代ファイナリスト。ヒストリーが一番乗っかっていた、脂の乗り切ったコンビだったなあ。ライフイズビューティフルはもう、優勝のそれやったなあ。インディアンスとは僅差だったと思った。オズワルド、あのネタは劇場でも見て最高に面白かったけど、一本目が強すぎたなあ、と思う。でも世間の「面白いコンビだ」という安心感や信頼感は今回のM-1でこれ以上ないほどに上がりきったと思う!もしM-1を獲れなくても、そういう類の説得力というのは本当に大事。(空気階段と同期で、ってのは実現したらかっこよかったけどな〜)

 

僕は準決勝進出者が発表され、その実力者の揃い踏みぶりに喜んだ。①好きな漫才師・②好きな漫才・③声を出して笑う漫才は同じではないが、好きな漫才をする漫才師がたくさん選ばれていたので、嬉しかった!全員の3回戦のネタを見て、好きな漫才を9つ選んだ。(これは予想ではなく、希望)

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昨年は準決勝のライブビューイングに行ったけれど、今年は決勝を頭空っぽで見たいという理由で行かないでおこうと思っていた。(M-1運営の奇行で今年は開催すらなかったが。)準決勝会場からのリアルタイムの報告、令和ロマン・くるまの配信でその会場でのウケ順などを聞き、準決勝会場の様相を知ると、僕は少しガッカリした。僕の好きな漫才(これまでと3回戦の動画では)をする漫才師があまりウケてない。少し首を傾げたくなってしまうような漫才師が軒並みウケている。正直こう思った。「準決勝行くくらいのお笑い"通"のウケやったらそら地下芸人のネタウケるやろ、ネタというか人で笑ってるやろ、おいボケ」過激派である。漫才の数だけ宗派があるのだ。

 

蓋を開けてみれば会場からの情報のウケ量のほぼそのまま、決勝進出者9組が選ばれた。僕が3回戦の動画で選んだ9組からは3組しか選ばれなかった。(ももとロングコートダディとオズワルド)正直、近年で一番ワクワクしない決勝進出者だった。

 

とはいえ、M-1の決勝に進む漫才は近年、ますますハイレベルになっている。2010年と2015年の差に驚き、それから常に進化を続けている。新しいフォーマット、システム、あらゆる笑いが開拓され、深化され、ますます面白くなっている。その年一番の漫才が決まるM-1の大会はやはり楽しみで、バイトもなんの予定も入れず迎えた。当日は気の昂りが激しく、朝のバイト、ジム、敗者復活戦に向け14時過ぎからの飲酒、べろべろ、ダイタクでウトウト。な、なにしてんねん?

 

敗者復活戦の笑った順ではマユリカ(しばいたとこ)→ヨネダ2000(def tech歌い出したとこ)→カベポスター(ジャングルズそいつらやんのとこ)だった。四番目に笑った金属バットを、決勝で見たいという思いと、カベポスターのネタは見たことがあったという理由で、マユリカ・ヨネダ2000・金属バットを投票した。(大好きなニューヨークはキングオブコント同様、単独ライブで同じネタを長尺で見ているので、やはり4分にネタを切り詰めていることを強く感じてしまう。単独ライブの良さを知れたのはよかった!)

 

それから決勝に備えて昼寝をした。18時から30分のつもりが起きたら19時でした。はい、飲み過ぎて放送開始を寝過ごしました。終わっとる。

 

僕は携帯の通知を切り追っかけ再生をした。バイトも予定もなく家におったのに追っかけ再生をした。生じゃない状態、虚しかったわあ。(最終出番のももで追いつきました。)

 

決勝の僕の点数とメモは以下の通りです。(初めて一人でリアルタイム、ゆっくり見たので痛い見方をしました、酔っていたので。)

 

1.モグライダー95点

「おもしろ!!サイコーやん!」

審査員平均91点

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2.ランジャタイ89点

「いや〜むつかしそう!笑審査員の点数おもろ!」

審査員平均89.7点

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3.ゆにばーす92点

「おもろい!速度・手数・精度!」

審査員平均91.1点

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4.ハライチ93点「わろた〜、知らんネタ、岩井ー!カッコイイ」

審査員平均90.8点

(敗者復活戦の結果、M-1の公式LINEで知ってもうたボケが)

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5.真空ジェシカ96点「追い討ちのボケが全部おもろい」

審査員平均91.1点

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6.オズワルド94点「好きな漫才!熟練!熟してる!」

審査員平均95点

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7.ロングコートダディ97点「背中トントンあつい!いいわ〜おもろい、好き!」

審査員平均92.7点

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8.錦鯉88点「後半上げた、前半がなぁ〜。現場の空気かー。」

審査員平均93.5点←「高すぎるやんうそやん」

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9.インディアンス95点「たぶっちゃん!きむの照れて笑う感じもなくなってる!インディアンスにしかできひん、生で見たい!上方漫才!!」

審査員平均93.5点

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10.もも93点「大好き!しゃべくりのど真ん中!」

審査員平均92.1点

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なので、僕のランキングは

 

1位ロングコートダディ97点

 

2位真空ジェシカ96点

 

3点モグライダー95点

インディアンス95点

 

でした。

 

前提として、全組失敗しなかった、これはほんまにすごいし嬉しい!地震とか、ネタを飛ばしたりとか、音響とか、何のアクシデントも無くて嬉しかった。

 

友達、「みんなちゃんとやりたいことやって笑いとれてたな」めちゃくちゃええこと言う

 

ファイナル進出の3組はオズワルド・錦鯉・インディアンスだった。好きな漫才と現場でウケる漫才のギャップはあるな〜と思った。敗者復活戦を見て、それから決勝を見て、準決勝の会場にいた客を疑った自分を叱責した!順当に全組おもろすぎる!!!

 

胸の高鳴りは例年に少し劣ったけれど、やっぱりお笑いに熱い人が4分にかけて熱中する姿、M-1のデカすぎるほどの権威と盛り上がり、一年で一番楽しい行事であることに変わりなかった!また来年です!