もっとわすれる!

面白かったテレビ・YouTubeについて書きます note▷ https://note.com/131_taka

自意識へ、くたばれうるさいほざくなしゃしゃんなしね

自意識っていうなんやろな、ばけもん?が頭の中に、心の中なんかな、あるいは奥歯の中なんか、蓄膿が溜まるとこらへんに鎮座してるし、浮遊しとる。自意識が寝てる時はいつなんかを考えたら、「頭に流れてくる曲を聴いてる時」「それを家・チャリ・カラオケで歌ってる時」「曲に合わせて体を揺らしている時」「文字を書いてる時」「疲れすぎてるとき」「腹が減っている時」「はらぺこで飯を食ってる時」「とにかく10回目までやり遂げようと思って筋トレしてるとき」「エロに携わらせていただいている時」「スポーツに見いってる時」「ものすごい作品に魅入ってるとき」「自意識のことをわすれているとき」という最後の方はわけのわからんことになってしもた。つーか、イヤーワーム年中やねんけど🪱だまってくれうせろ

こないだ若いロックバンドの対バンライブを久々ライブハウス行って聴いた。僕、ライブハウス初めて行ったんは中二んときやけど、よう考えたら音楽を楽しんでたことなんかほんの一回もなかったんやなって今回思った。いっつも自意識のオンステージやったさかい。とにかくもうどう体揺らせてもどう手あげても、この揺れ方あってる?手、あげてもうてますやん、の目が、客観視が、体をかーっと熱くさせてた。だからライブ中、半分くらいの時間は自意識さんが観戦してた。まあ一緒に見てたな、あれは。今回の渋谷でのライブ、自意識さんの登場時間、10分くらい。マジで楽しかった。ライブってこんな飛ばせれるんや。新しい趣味ができた。ほとんど全部の曲知らんかってんけど、とにかく楽しかった。多分開演前に氷結一缶飲んだから。「酒飲んでライブハウスで踊る」が追加や。

 

毎日のささやかな思いを重ね 本当の言葉を紡いでる僕は(「天使たちのシーン」/小沢健二)

 

 

オードリーの若林正恭が好きなんは大学一年の六月ぐらいから。まあベタやなあっちゅうて言われんの嫌やし、みんなの受容と同じ感じと思われるのも嫌やから(それも大ベタやねんけどまあほっといてえや)最近は割に黙ってるねんけど、まあ。『ナナメの夕暮れ』っていう作品が文庫になった。26万冊も売れんのは本ではすごいことやねんなー。西加奈子の『サラバ!』は100万冊を超えたんやと。単行本を買って持っててんけど、〈文庫版のためのあとがき〉も書き下ろしであるらしいし、まあ予約して当日届いた。これを読んだ。多分みんなも人生で7回以上は絶対経験してるねんけど、どんな感想もその作品には不相応な感じがして、すらすらながれてしまう、それが今起こっている。とにかく、僕の自意識とか、それによって傷つく気持ちとか、そういうことももろもろ込み込みを克服?解脱?した人にしか(40歳で克服ということは、まだ僕は半分なのか?)書けない、言えないことがたしかにあるなー。確実に。今年は色々と心はうごいた。(『文學界』の國分先生との対談も今回も最高やったなあ)

そういうのってしあわせなことやんな。市場の幸せでしか幸せを計りにくくなってるけど、認知しにくくなってるけど、市場の外に一回出てみたら僕って幸せやんな。いや、かなり幸せやな。ほんまにな。うれしい。

最後に『ナナメの夕暮れ』〈文庫版のためのあとがき〉でとにかーくくらった文章を

 

「子どもの頃からずっと、この世界に居るということが、俺にとってはすごく難しいことだった。それをなんとかしたいから、痛みを構造的に理解しようとしてきた。」

 

「生き辛さを説明する便利な言葉も、俺が子どもの頃に比べたら沢山この世に生まれた。HSPだとか、でも、それは医学的な根拠はないから言い訳に過ぎないとか。」

 

「傷と向き合ってきた。それだけが今の俺を支える自信だ。」

 

ここの境地に行きたい。

バイトで「これどこ置いたらいいですか?」って聞いた時の『あっち置いといて』の音程、温度、湿度、速度、目線、手つき、動き、一挙手一投足に過剰に脳みそを起動させてその理由を探ったり、自分の心が今なぜショックを受けたのかを構造的に理解しようと考えたり(防衛本能♪)、また傷ついてるやんってがっかりしたり、んーそういえば自分いつからこんなに脆なったんやろ〜って思ったり。今日先輩と飯行って「どういう時傷つきます?」って聞いたら6秒くらい「・・・」やって、いや〜マジかーーー!!ってなった。いや、マジか。マジか。いや、普通そうなんかな。「傷つくことはないかな、イラつくことはあるけど」自然かもなーって。傷つくやつって傷つくからなーみたいな威張り方とか、とっつきづらさを演出してるわけではほんまにないから、周りにおったらそれだけは思ったらんといてほしいわ。まあ、傷つくわけないもんな、普通。『あっち置いといて』って思ってるから『あっち置いといて』なわけで。んーとりあえずおしまい!