もっとわすれる!

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太陽の塔ーエキセントリックシンボルー

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初めて見た日、

2019年2月26日。

 

長い長い受験生活にピリオドが打たれた解放感と塔の放つ圧倒的生命力が正面衝突して僕はくらくらした。

 

何も分からないまま何枚も何枚も写真を撮った。夕方5時、僕らの影は公園の原っぱの上で気怠く伸びていた。側には竹が無精髭のように煩雑に生えていて、池では鯉が何かをぶくぶく訴えながら泳いでいた。飽きることなく歩いては塔を見上げて、夕陽が時間を追うごとに近くなって大きくなっていることを認識した。

 

子ども用の遊具で遊んだ。鼻水が出ていることを忘れてしまうほど寒かった空には、塔が聳えていて、夕陽が隠れたりはみ出たりしていた。

塔は万博当初保存される予定はなかったという。そもそも万博のシンボルは別にあって、それを睨むような立ち位置でこの塔が建てられていた。しかし、結果的にシンボルは老朽化で取り壊され、残るはずのなかった太陽の塔が生き延びた。

 

太陽の塔が僕を惹きつけるのと無関係ではないなと思う。口では説明できないが、なぜか好きだ。生命力、インパクトのある顔、左右に開かれた手、背面には過去を表現した「黒い太陽」。でもこれらの意味を聞く前と聞いた後で僕の心境になんら変化はない。

 

太陽の塔こそ説明のいらないアート、オブジェ、生命。

 

例えば太陽の塔の2次元に表現されたグッズには魅力を感じない。3Dのフィギュアや、キーホルダーといったものはふとしたときに見たくなるし触りたくなる。

 

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何を隠そうこんなバカでかい(1/144サイズ 全高約500mm)フィギュアを購入した。希望小売価格¥13,870(税抜)。一人暮らしを再開したら玄関にドカーンと飾ってやるんだコノヤロー!