バンクーバーに到着してから3日の間書いていたメモが発掘されました。
11:50 バンクーバー国際空港に着いた。大韓航空の機内ではアラジンのアホールニューワールドが流れていて、隣に座るフィリピン人の老夫婦も、一つ前の若いインドの女性もこの曲を知ってるんか〜とか思うと不思議な気持ちになった。寧ろそっちが本場か!とかおもた。
13:00 移民局に並んでいる。複数の言語が飛び交うと途端ものすごく不安になる。大体の話は合間合間でラゲッジ!と聞こえてきてまた荷物の話しとんかい!と余裕出る。入国できるかナーバス。ナーバスが自然に浮かんでる。実家の犬は朝5時に吠え出す、吠えてるんやろか
13:11 1分が10秒にも、10分が1分にも感じられる。
13:27 日本人っぽい人がホストファミリーっぽい人に優しくされているのを見て安心した。もうすぐ移民局にイン!
14:10 1時間並んで書類渡したら、5分くらいでちょっとちゃう読み方の名前で呼ばれて書類2枚渡され、「バイバイ〜。」『え、フィニッシュ?』「バイバイ〜。」『はーい、バイバイ。』
14:20 出国して有り金5万5千円を換金した。ドル受け取る時にユーアーカナディアン♪言われて泣きそうなった。そうそう働きながらガム噛んだり、電話したり、他人に興味なさそうな場所に来たかったんよ
15:01 ホテルでパスポート渡して返ってきたらなんかベトベトになってた。イッツオッケー♪femaleの部屋予約してたらしくてキャンセル。ふぃ、ふぃーめいる?!どこ泊まんねん
17:41 1泊1万8千円の人の家でシャワー浴びてばり眠い。
19:07 まだ明るい。プルコギ丼、1700円。海外あるあるの、過去食ったものに比較対象が無いから暫定一位にせざるを得ない味、丼のトッピングでパイナップルデフォはおかしない?
19:38 ホットコーヒーがあまりにも熱すぎる
20:26 やったことないこと、避けてきたことを敢えてやらないとダメだ
29日
4:49 青柳さんいいぞ
5:50 本当に好きなことはファッションにできない、消費できない、その観念を消費するのではない
8:20 知らない大学の図書館にて
10:15 『暇と退屈の倫理学』を読む。iPadからオアシスが流れる。ロンドンに住む人もパリに住む人もニューヨークに住む人もバンクーバーに居る僕より先を生きている、初の現象。「29日の午後に見た映画の話やねんけど、」と言われれば僕にとってはこれから実現可能な未来の話で、80歳3日目に死んだと言われてもこっちでは80歳2日目かもしれなくて、なんというかこれは観念的でもなんでもない当たり前の話やけど、こんがらがる。
12:32 1日がやけに長い。
12:32 いつも頭の中には仮説がある。その仮説の一つに「結局本能に従順なやつ/直感的なやつ/喧嘩が強いやつが優れている」がある。(優れている?笑)本によると人間は環世界間移動能力が高く、一つの環世界にひたれない(自由だ)から退屈を覚える。動物は反対に、一つの環世界にひたれるから退屈しない。人間でも、動物的な人(直感的)は退屈しない=自分に目を向けることから回避できる、ということになる?動物的な人間があれこれ考えず、自意識過剰にならずに済んでいるということになるんじゃないか。僕が妬ましく思うのはそこ!
13:11 耳痒くてかいたら芋虫落ちてきた
14:03 oftenがお布団
17:32 パブで菊池雄星が3回4失点しているのをブルージェイズファンのおっちゃんの隣で見た。ゲレーロJr.は一時同点になる3ランを打った。it's awesomeと言ったおっちゃん。彼は日本でも有名だと、大谷とHR王争いをしたからと僕。おっちゃんは去り際Take It Easyと言った、僕の好きな言葉。トイレでは知らんおっちゃんが機嫌良さそうに歌ってた。
30日
12:01 『暇と退屈の倫理学』読破。人間らしさを楽しんで動物になることが退屈を乗り越える方法。動物的なやつが強いのはほんとうだし、楽しむには訓練が必要。受け入れてもらえた成功体験を増やす。平野啓一郎の分人について書かれた『私とは何か』を読む。
12:40 本当の自分はいない、けど社会と〈自己〉のギャップは大きいと思う。合わせて生き続けることはきつい、合わせているのかどうかもわからない。もっと分けないと。
17:05 ですよ。がおもしろすぎる
17:10 「それ本当のお前じゃないじゃん、頑張ってんじゃん(笑)」の嘲笑冷笑が怖かったけど、「本当の自分」なんかなくて、対する人対する人で自分なんか移り変わる、から縛られて凝り固まっていたのがかなしい!その都度心地よい・気分のままにいく
18:35 風呂は衛生的にあれやから入られへんな
20:44 ホテルの外があまりにもうるさすぎる、ドゥンドゥン。「Bershkaの店内/クラブに近づいた時/DQNの車」の3つから連想するとにかくこもったクソでかい低音、救急車も通る、ホテルの外があまりにもうるさすぎる。時差ボケが治らん。
21:43 コンビニ行って下見たらホテルの一階がクラブでした。「クラブに近づいた時」、まんま正解でした。
22:06 ゆどんのーおおお!↑ちゃうねん1D。
22:57 体が突き上げられる重低音。
↓大韓航空の機内
↓パイナップルデフォのプルコギ丼
↓ジョンレノン&オノヨーコ、HAPPYの50 Century Songを聴いた時の多幸感がわいた
↓食うたことないカリカリうまチキン